健康のおはなし  2025. 6.1

●なくしたい脂肪の周りの筋肉を刺激してヤセる!
ヤセたいからと食事を減らすと、脳は生命の危機を感じて、脂肪として栄養を貯蔵するように指令を出します。だから、過度の食事制限は逆効果。それよりも、なくしたい脂肪のまわりの筋肉を、効率的に刺激できるエクササイズをするほうが効果的です。普段よく使う物を高いところや遠いところにおいて日常生活の中で筋肉を使ったり、あえて体をねじって物をとったりするなど、体を動かす工夫をしましょう。

●大麦で体内の水分や毒素を排出しむくみを改善
麦茶の原料である大麦は、体の中から余分な水分や毒素を排出させ、むくみの改善になります。また、胃腸の働きを補い、消化力を安定させる作用も。夏の水分補給には、麦茶が◎。ただし、冷えた麦茶は体を冷やしてしまうので、常温や温かい麦茶がオススメです。

肌を潤わせ毛穴を閉めて紫外線からカバー
魚を焼くとき、水分の多い生の魚より、干物のほうが早く焼けますよね。それと同じで、水分の足りない肌は、潤っている肌よりも早く日焼けするのです。まずは、あなたの肌が“干物”にならないように、化粧水や美容液でしっかり保湿しましょう。このとき、ハンドプレスすると、より肌にうるおいが広がります。次に、毛穴を引き締めるため、氷や保冷剤で肌を冷やして。これで保湿力がよりアップするので、紫外線ダメージを肌の奥まで入れない効果が期待できます。

●寝る前に食べてもいい食材は?
夕食は、寝る3時間前には食べ終えることが理想です。それがなかなか難しい……という時には、スルメ(あたりめ)やおしゃぶり昆布などを時間をかけて噛むと、少量で満腹感が得られるはず。この時期おいしいところてんも、カロリーが低くて、満腹感が得られます。また、豆腐や納豆などは成長ホルモンの分泌を助ける働きがありつつローカロリーなので、寝る前に食べる食材としてオススメです。

●手作りのドライショウガでダイエットや美肌を目指す
体温の調整をしてくれる「ショウガ」。加熱したり乾燥させると、血行改善を促す「ジンゲロール」という成分が、「ショウガオール」という成分に変化します。このショウガオールは、胃腸などを体の奥から温める作用があり、お腹周りの冷えが気になる方に◎。生のショウガを薄切りにして、ザルにならべて天日干しすると、夏は簡単にドライショウガができあがります。これを保存して、みそ汁やお茶などに入れて飲めば、ダイエットや美肌にも効果が!

●食事のバランスを乱さないことが健康や美の秘訣
今日は目一杯食べて、翌日はその穴埋めにほとんど食べない……というように、日をまたいでバランスをとろうとする食事はNGです。余分に食べた分は脂肪として蓄えられるうえに、翌日、食べ物が体に入ってこないと、飢餓状態を危惧する体が脂肪を溜め込んだり、骨や筋肉にある成分からエネルギーが使われてしまうことも。食べ過ぎの調整は、その日のうちに行うように心がけて。

●ドライいちじく水と実で便秘改善
便秘が続くとつらいもの。薬に頼らない解消法としてオススメなのが「ドライいちじく」。漢方でイチジクは、整腸や解毒作用に優れた生薬として古来より使われています。豊富な食物繊維が便通を促して、便秘に即効性があると評判。摂り方ですが、ドライいちじく3つをコップ1杯の水に浸します。イチジクが柔らかくなったらエキスが染み出た水を飲み、実もしっかり食べましょう。乾燥のまま食べるより、消化しやすく成分が吸収しやすくなり、便秘を改善する手助けに。

●便秘改善に朝のオリーブオイル
オリーブオイルの「オレイン酸」には、小腸を刺激して排泄を促す効果があります。特に、朝の大さじ1杯は効果が高いので、生野菜に塩とともにかけてドレッシングとしてとったり、みそ汁やスープに加えてどうぞ。

●プロポリス入りのはちみつやアメで免疫アップ!
暑い日が続くと疲れやすく、風邪をひいたり、口内炎ができやすかったり……。そんな時は「プロポリス」がオススメ。プロポリスはミツバチが巣作りに使った木の芽などの樹脂で、ポリフェノールを多く含んでいるのです。プロポリス入りのはちみつやアメをなめて、疲れたからだにパワーを!

●あせりを感じたら深呼吸して!
「早く!早く!」というあせりは、無駄なエネルギーを使って、逆にパフォーマンスを低下させてしまいます。また血圧や脈も上がって、体の負担になることばかり。あせりを感じた時には深呼吸をして、いつものペースをもどしましょう。いつものように着実に進めたほうが、ミスも起こらず、よい結果につながることに。

●豆乳に美肌効果のある食材を合わせて一石二鳥
女性ホルモンのように働く「イソフラボン」や、抗酸化作用のある「サポニン」がたっぷり含まれる豆乳。デザートやドリンクで楽しむなら、美肌効果の高い食材を組み合わせては?ビタミンCを含む果物や、ミネラルたっぷりのゴマや木の実と組み合わせることで、おいしさ+美肌ケアができて一石二鳥です。

●食べ過ぎは野菜とたんぱく質でリセット
思わず食べ過ぎてしまったら、次の食事を減らして即リセットしましょう。ただし、体のエネルギーを消費する代謝の維持に働く野菜と、体を作るたんぱく質はしっかり摂ることを忘れないで。

●内股を刺激して泌尿器トラブルを予防
膀胱炎や頻尿など、泌尿器にトラブルが起こりやすい人は、内股の筋肉が縮んでいることが多いそう。そこで、内股の筋肉を伸ばすストレッチを。立った状態から両脚を横に大きく開き、両手をひざのあたりに置きます。片側のひざを折って腰を落とし、逆側の脚の内側を伸ばしましょう。両脚とも行って。また、このストレッチで、内股に走る「経絡」(気の流れ)を刺激し、泌尿器の働きを整えることが期待できます。

●グレープフルーツとオリーブオイルで日焼け予防
この時期は「日焼け」を予防する、グレープフルーツとオリーブオイルの組み合わせがオススメ。グレープフルーツに豊富なビタミンCは、別名“美白ビタミン”とも呼ばれ、強い抗酸化作用でシミの予防に働きます。また、グレープフルーツに、ビタミンCとともに含まれる「ビタミンP」は、ビタミンCの吸収をサポートする働きが。オリーブオイルからは、抗酸化作用で美肌に役立つビタミンEも摂れるので、オリーブオイルドレッシングで食べるグレープフルーツサラダなどはいかが?

●夏でもカイロを持ち歩き血行をよく
冷房がキンキンに効いている室内では、体が冷えきって血流が滞ってしまいます。冷房が強いオフィスで仕事をする人や、映画館やレストランなど、長時間冷房が効いている場所にいる予定がある人は、カイロを持ってでかけましょう。首の後ろや肩甲骨の間、腰など、血流の要所に貼れば、心身ともポカポカに。

●長芋増量&しらたき入りの広島焼きでヤセる!?
小麦粉と焼きそばを入れるお好み焼きの「広島焼き」は、ヤセたい人には大敵と思われがち……。でも、小麦粉の量を減らして長芋と卵を増やし、焼きそばの代わりにしらたきを使って作ってみましょう。さらに具材として、豚肉と長ネギを。豚肉のビタミンB群は脂肪代謝を助け、長ネギはビタミンB群の吸収をアップさせます。このラインナップで作れば、ヤセやすい食品に早変わり!

●ゴーヤやヘチマ料理で“抗酸化力”をつける
緑黄色野菜の鮮やかな色は「フィトケミカル」言われる抗酸化成分です。野菜は自力で日陰に隠れることができないため、紫外線による抗酸化ダメージから身を守るために進化したとされています。そして、特に日差しが強い南国のものは、抗酸化作用がより強いとか。ゴーヤや食用のヘチマなど、南の方で採れる野菜を食卓に取り入れ、紫外線に負けない肌を目指しましょう。

●寝苦しい夜は冷たいペットボトルを枕元に
暑くて寝苦しいけれど、クーラーをかけたまま寝るのがイヤ、という方にはこんな方法がオススメ。冷凍庫で凍らせたペットボトルを枕元に置いておくと、冷気が漂って涼しく過ごせます。シーツや枕を濡らさないようタオルを敷いて、頭や顔などに触れない程度で近い場所に置くのがポイント。凍らせるのではなく、冷蔵庫で冷やしたペットボトルを置くだけでも安眠の助けになりますよ。

●湯船につかってむくみを改善!
暑い日が続くと、湯船につからずシャワーで済ませてしまうことが多くなります。でも、入浴には血流やリンパの流れをよくして、むくみを改善する効果が。むくみを解消して脚を細くしたり、代謝をよくしてヤセやすい体をキープするには、入浴は欠かせません。特に、エアコンが効いたオフィスに1日座っていた日には、20分ほどじっくり湯船につかって体を温め、体内の流れをよくして。

●日焼け止めの2度塗りや塗り直しで美白に
紫外線のパワーが最強の時期。日焼け止めを塗るときは、少し工夫をして。まず、額や鼻の頭、頬など、顔の中でも出っ張っていて日焼けしやすいところは、2度塗りをオススメ。またTゾーンなどの皮脂が多い部分や、汗をかいたときは、UV効果のあるファンデーションやフェイスパウダーの塗り足しや塗り直しを忘れないで。

●炭酸水と食物繊維を摂って便秘を解消
炭酸水には、胃腸を活性化する働きがあります。朝目覚めたら、炭酸水を一杯飲んで、胃腸を目覚めさせて。その後、食物繊維を含んだ朝食を摂りましょう。お通じの出がよくなる腸内環境を整え、外出までに時間の余裕を持って排便をする習慣をつけて。